昨今話題にあがっている、カーボンニュートラルとは何か。具体的な政策、日本としての取り組みなどをわかりやすく解説していきます。
カーボンニュートラルとは
カーボンニュートラルとは、人間の活動によって排出される温室効果ガスの一部を削減・吸収することで、地球温暖化の影響を最小限にしていく取り組みのことです。
具体的な政策
①エネルギー転換政策
化石燃料を使用した発電や、交通機関などの利用を減らし、再生可能エネルギーに置き換えることで、排出量を削減する政策になります。
②キャップアンドトレース制度
企業に排出量の上限(キャップ)を設定し、その枠内で排出量を取引(トレード)をすることで、排出量の削減を促す制度になります。
③グリーンインフラの整備
再生可能エネルギーの開発や省エネ技術の開発、公共交通機関の整備など、環境に配慮したインフラ整備に投資していく政策です。
④カーボンプライシング
炭素に価格をつける制度です。
これにより、企業自身が投資判断を行ったり、炭素税を導入する際の指標となります。
⑤グリーン・ジョブ創出
再生可能エネルギーや、省エネ技術の開発・導入によって、新たな雇用を生み出す政策です。
リサイクルコーディネーターや環境エンジニアなど環境保護のための職業が増えていくことが予想されています。
高層ビルの屋上に緑を植えたりしている国もあるみたいだね!
企業努力で頑張って削減すれば、売買して利益にもできるんだね!
日本での取り組み
①再生可能エネルギーの導入
2030年までに再生可能エネルギーの比率を22-24%に引き上げる目標を掲げています。
②省エネルギーの推進
建築物・家電製品などの省エネルギー基準の強化や設備の普及促進などを行っています。
③カーボンプライシング
2021年から「排出量取引制度」を導入し、二酸化炭素排出量に対して課税を行っています。
④水素社会の構築
2020年に水素社会実現ビジョンを策定し、水素をエネルギー源とする社会の実現を目指しています。
いかがだったでしょうか。
みなさまは、何か環境配慮した行動を行っていますか?
よかったら、コメント・お問い合わせなどお待ちしております。
コメント